July 2006アーカイブ

朝の贈り物

秋の撮影に毎日、追われ何だか早起き癖がつき、本当に人間の体は何ごとにも上手に対応出来るんだなーなんて感心しています。この時期の早朝は実に空気が澄んでいて深呼吸をすると体中が綺麗になる、まるで子供の頃のラジオ体操に出かけていっていた夏休みのあの感じ。
あんなに苦手だった早起きも、今の状況や仕事のことを考えると、この早起きはとても充実した時間が過ごせたりします。これをやって、あれを終えて、でもまだまだ考える時間が持てるなんて、なんとも嬉しい気持ち。そして、この東京でも早朝5時ぐらいだと、小鳥の声や朝靄が家の周りを包んでいて、それだけでもかなり元気にしてくれます。昨日まで、悩んでいたことや寝る前にうじうじ考えていたこともいつの間にかどこかに飛んでいってしまう、そんな不思議なパワーをこの朝という時間帯は与えてくれる。

そして何時間もかけて、秋を求めて出かけた別荘地や湖がある場所では、東京とは別世界の気の流れ、空気の重み、土の温かさが全身を包み早起きの辛さは忘れて、優しい気持ちで皆と一緒に楽しく、クリエーティブに撮影が進んで行きます。夏が来る前に秋冬の撮影なんて、まったく違う世界の人から見れば不思議に見えるでしょうが、私は何十年もこんなことの繰り返し。
でも、何年続けても、何百回、何千回撮影しても状況は違うし、出来上がりはもちろん毎回違うし、そう考えると絶対に妥協しない気持ちと商品に対する優しい思い入れが必要だと毎回つくづく思います。
また、自分らしい拘りをいつまでもあきらめることなく、もち続けたい、やり続けたい。そしてそれが楽しい、やりがいのある仕事にきっといつか繋がるはずだし。なんて、今朝も朝靄の中を駅に向かいながらひとりぶつぶつ。

でも、早起きはやっぱり眠いなーーーー。今夜は早めにベッドに入ろうっと。
皆さん、おやすみなさい。

新しい場所

引越しが完了して、少し広くなった家で、毎日片づけをしながら過ごしています。
まだまだ、直したいところややり直したいところ、またこの場所が本当に適切?いやいやここの方がすっきりするかも?なんて考えながらあっちに物を動かしたり、こっちに戻したりと楽しんでいます。

前にも話したように、今回の我が家は私が生まれて小学生の頃まで住んでいた家もすぐ近所。なんだか懐かしくて昔を思い出しながら、きょろきょろしています。40年近くもたった場所でも、学校や保育園、お寺や大使館は昔のまま。むしろ貫禄がついてなかなかいい感じです。でも、あの頃の私にはあんなにも広くて大きかった道路や建物、公園が、今見てみるとかなり小さくて、狭くて本当に驚きです。でも、つぶれずにある帽子屋さんやパン屋さんを見つけては、そういえばあの時ここで、、、したなー。とか、昔はこんな都会の真ん中でも、リスを見たことがあったなーなんて不思議なことが思い出されています。「陸の孤島ね、この場所は」なんてよく母がこぼしていた、バス便しかなかったエリアも今や地下鉄は出来ているし、なんとも便利で動きやすい場所に変化しています。
そして多くのレストランや、こだわりのお店もこの週末は見つけてみようと楽しみにしています。

懐かしくて新しい場所。少しのんびり出来そうな予感です。
(でも引っ越ししたらやっぱり疲れますね、時間がない中でということもあって、何でも一度で終わらせようとするから余計ですが、ネ)

仕事をしながらも上手に気分転換できる方法はないものでしょうか?
好きなものに囲まれて自分の時間を過ごす、美味しい物を食べる、綺麗なものを見る、買い物をする、エステやマッサージに行く。など、どうもいつも同じことの繰り返し。なかなか本格的な気分転換が見つからない、そんな感じの今日この頃。それでも、少しは自分らしい生活をしたいと引越しを考えたり、ドライブをしてみたりと目先を変えやってはみるものの、なかなか長続きせずなんともうまくいきません。
気候の良い、大好きな夏の日差し一杯の場所で、起きたいときに起き、眠りたいときに眠る、そんな数日のほうがはるかに元気を与えてくれることは分かっていても、なかなかそんなことばかりはしていられず、またいつもの忙しい生活に逆戻り。
睡眠時間、4-5時間の生活が始まります。そして、仕事と仕事をつなぎ、頭を切り替え、緊張感と楽しさの間を行ったりきたり。なんとも刺激的でスリリング、そしてクリエイティブな生活。そんな中、体の奥から少し深呼吸して、たまには綺麗で静かなお月様を見たりしてみれば、、、、なんてもう一人の自分が自分を励まします。
何年経っても変わらないこんな生活が、人として本当に幸せなのでしょうか?同じように忙しい友人と話すことがよくあります。忙しいということは確かに仕事が充実しているし、自分が必要とされている実感もあるんだけれど、人間それだけではなんとも満たされない何かがやはりあるのかもね、なんて思ってしまいます。自分の中で仕事と自分の(公私)バランスを上手にとってやっていかなくては何事もうまくいかないし、ポジティブに考えることも動かすことも出来ないはず。

この時期、いつもにも増して忙しい日々、ちょっと疲れ気味な発言でした、ごめんなさい。
皆さんも無理しないように。

ルーツに戻る

仕事の合間を見つけて探していた家がやっと見つかり、今月中に引っ越すことになりました。
もちろん、すべてが満足とまでは行きませんが、環境もなかなか良く、また仕事場に近いということが何より嬉しい感じです。
でも、最近自分のかかわる場所が、とても私のルーツというか、関わりや歴史として深い所が多くてなんとも不思議な縁のようなものを感じてしまいます。今回の家も、実は私が子供の頃に通った小学校や家のすぐそばで、その頃のことが昨日のことのように思い出されて嬉しい気持ちで一杯です。何十年も会っていなかった、昔の友人にふとまた出会えるようで、わくわくしている自分がいます。またこの春に引越した事務所の場所も、ここがまた母の実家の直ぐ傍で、子供の頃大好きだった祖父や、祖母の家の隣の町あたり。いとこと遊んだ公園やおばさんに手を引かれてよく一緒に買い物に行ったお店が今はマンションや洋服屋さんに様変わりしていて、これもまた懐かしくてたまらない自分がいたりして。
長く生きてくると確かに多くの出会いや、関わった場所はもちろん増えるのはあたりまえですが、ここまでルーツ的なことが続くとこれはきっと今はいない父や母が私を心配してもう一度、自分の足できちんと歩くのよ、立つのよ、そして私たちはそれを応援していつも見ているのよ、という声が聞こえてきます。

人に歴史あり。。。。
最近、つくづく感じている日々です。

今年はいつになく忙しい時間を過ごしています。
その訳はファッションの仕事はこの6月からが秋の準備の始まり、だからかもしれません。
撮影に、お店のオープニングの準備にと、なんだか気を抜ける時がありません。会社を始めてからは、一つ一つが自分の力量を問われたり、作品のひとつと思っていることもあり、ますますその傾向は強くなりがちです。
自分だったら、何が出来るのかとか、今まで出来なかったことは何なのか、今ここでやらなくてはならないこと、やったもの勝ち的な負けず嫌い、新しいもの好きな自分が現れます。いつまでも、ミーハーで新しいもの好きな部分がいい意味で仕事に生かせたら嬉しいなーと、何事もとどまることを知りません。
そしてありがたいことに、今までやったことのない仕事が舞い込みます。自分の知らない世界、常識、仕事の仕方が通用しない楽しさ、そしてその驚きは打ち合わせの度にやる気につながります。いつまで経ってもあきらめたくない、自分らしい仕事のしかた、拘りはますます大きくなりいつまで経っても落ち着かない感じ。
でも楽しい。仕事が楽しいなんて、なんてラッキーなんでしょうかと、一人ニヤニヤしていたりして。
そして、また一緒に今までお世話になった方々とお仕事の出来る楽しさも、わくわくしている感じです。

この秋は、前から準備していたOens プロジェクトが多分一つ一つ完成し世の中に現れていくはずです。
皆さんには、また近々にご案内していくつもりですので、楽しい仕事?の結晶を是非見てやってください。

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Oens

本サイトは髙橋みどりが代表をつとめます、株式会社オーエンスが運営しています。

http://oens.net/

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今まで働いてきて感じたこと、悩んだ日々、迷った時間、その一つ一つが今の私の大切な財産、そしてそんな私を支えてくださった多くの方々に感謝と、愛をこめてこの本を書きました。

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