January 2002アーカイブ

ストレスから、解放されるいい方法を皆さんはお持ちですか。
この最近、私はよく肩が凝る、首が痛いという症状に襲われる。
それは、金曜日がピークになることが多く、体がこの一週間働きすぎですよ!とサインを出す感じ。
それは、もうどうにもならないくらい体が重くなり、顔色までさえないようになってしまう。そこで、私は週末を利用して、マッサージやソフトカイロに出かける。
そうすると、必ず言われる言葉が、「この凝りは物理的ではなく、頭の中のストレスから来ていますので、一日のうちでほんの5分でもいいので、のんびりしてください。それができなければ、いつまで経っても治りません。そしてたまには、のんびりするイメージを持ってください・・・。」と。

確かに、この何年か仕事が楽しくなったと同じぐらい、責任が重くなった。また、お給料が比例した分だけ、頭を使って仕事をしたり、人に会っている。もちろん、パソコンも以前よりは、かなり長い時間使うようにもなったし、常に仕事中心の生活。お休みも、ほとんど無かったし、のんびり旅行なんて事もしていなかったなぁ・・・。
でも、本人としては、忙しくても楽しいし、忙しいことがあたり前になってしまっていたので、ここまで、体が毎週ブレイクしてしまい出すと、自分の自己管理の悪さや、気持ちだけではどうにもならないということを思い知らされる。確かに、私は現場が好きだし、いろいろなことに気を配り仕事をするのが長年染み付いているみたい。人にももちろん任すし、自分で全部やり切れるともまったく考えていないのに。そして、きっとそう頭の中では思っていても常にいろいろ、気にしている性格なんだ・・・。と、このときの先生の言葉を聞いて、つくづく感じた。このままでは、いつかとんでもない事にもなりかねない。(もちろん年齢的なこともあるとは思うけれど。)

そこでこれからどうしようか?と考えてみることにした。
まず、少し自分の体と時間を作り直してみようかと思った。多分、ストレスが全くない状態にはできないので、違う世界を持つこと、作ること、体力を養うことで、この硬くて重い体の状況を変えられるのではないかと、考え始めた。
今まで、もちろんマッサージやエステ、スパなどでリラックスした気分にはなっていたけれど、実はこれも一時のことだったかもしれないと思ったし、せめて、ストレスをためない体と気持ちをつくり、週末にも元気で軽やかになれるよう気をつけたいもの。でも、意外とこのストレス 自分では気がつかないものなんですね。ついつい頑張って仕事をしてしまう、私のような人、実は意外に多いのでは。
皆さんはどんな風に解決していますか。

私のまわりには、何人かの男友達がいて、その彼ら一人一人がとても大切だと思っている。
もちろん、私は結婚しているけれど、それとは別でこの関係はドキドキさせてくれたり、考えさせてくれたりして、私に対して常に刺激を与えてくれている。彼らのその一言一言がとても楽しく思えたり、厳しい現実を思い知らされたり、時にはとても可愛いと思えたりもしたりする。
また、私は脇の甘い男の人にめっぽう弱い傾向がある。
それはどういうことかというと、彼らは年齢的にも常に完璧を求め仕事をしているタイプ、そのうえ、メチャクチャに忙しくストレスフルな環境で働いている。その彼らが、時々私の前で脇の甘い部分を見せる。時には仕事の大変さだったり、自分の弱い所を話すことがある。常に一線を歩いて来て今まさに、バリバリな時なのに、そういう自分を見せるときがある。

そういう、男の人のちょっとしたことに私はハッとする。
それはたぶん、私の中にもこの彼らたちと同じように、普段はきっと強がっていたり、仕事の顔を作っていたりするので、同じように感じて嬉しくなったりホッとしたりドキドキするのではないかと思う。
そして、もう一つ私の楽しみは仕事以外で異性の友人と会う時間があることで、今日はどんな格好で会おうか、また今夜行くところは確か○○レストランだから、いつもとは違う雰囲気で出かけて驚かせてみようかな…とか、彼はいつも紺のスーツが多いのでそれにあわせて私もバリバリのスーツで決めようかなとか、一人で楽しみながら考える時間を持てること。これが、本当に結構楽しい。昼と夜の顔を持つ事も、私はすごく好きだし、仕事とそうではない女としての自分に戻れる時間を楽しめることがとても幸せに思う。

たまには、こういうスリリングでクリエィティブなことでもなければ、人生は何だかつまらない。
日本はどうしても仕事を引きずりながらご飯に出かけたり、パーティに出かけることが多くて、仕事の顔のまま人に会うことになる。若い頃は、時間にも余裕があったし、お酒もほとんど飲めなかったので、あの頃はよく一度家に帰って着替えたり、口紅も塗り直して車で出掛けたり…と、とても新鮮で何だか良い気分だったし、一日を2回楽しんでいるような…そんな感じもスリリングで楽しかったなぁ~。何だか最近は、そんな余裕もなくて本当に反省している。また、若い頃は、すぐ好き、嫌いと恋愛につなげて考えてしまいがちな男と女の関係を、大人の関係と言えるような、距離感や接し方が出来たら良いなとも思ってもいる。だって嫌いな人とは何時間もご飯を食べたり、飲んだり、またお互いの時間を共有したりは出来ない。だからこそより一層、そんな男友達を大切にしたいと思っています。
そして、こんな私にお付き合いいただいている彼らに、感謝で~す。

遂に、私達の夢だったお店「エストネーション」が、ここ有楽町にオープンしました。
エストネーションは東から生まれると言う意味を持ち、この東京から世界に発信するお店になりたい、また世界に通用するようになる商品を作りたい、そんな願いからつけた名前です。

ところで、今まで私は何だかんだ言っても会社員、自分で何でも考えてやっていたと思っていても、やはりその会社の方針や考えにのっとってやって来たところが多いはずです。ですから、このプロジェクトは本当の意味で何でも自分達で考えて決める、動く、もちろん人も動かすという、初めてのことだらけ。そして、今まで考えてきた事を、自分以外の人に伝えるというとても難しい作業もしなくてはなりません。同じ気持ちになって動く人、動ける人を何人持てるか、また何人育てられるか、でこのプロジェクトの成功が決まるといっても過言ではないと思います。

それは、社内、外を問わず大切な事です。そして、いくら時間をかけて考えていた事でもそれが受けいれられず、また理解されなければ、数字につながってきませんし、会社は続けていけません。それは失敗を意味し、何のためにスタートしたか分からないものになってしまうでしょう。何年もかけて考えてきた事でも、これでは何にもなりません。ですので、いかにこの考えて来たことを社会に伝えるか、また浸透させる事が早くでき、それがブランドとして認知されるようになること、それは一体なんなのか、今まで何年も宣伝PRの仕事をしてきた、私の力が問われるところ。そして、ブランディングという新しいことへの挑戦でもあるのです。また、どのような媒体がこのエストネーションの力になり、また影響力と浸透を促す事ができるのか、それは雑誌なのか、新聞なのか、又はラジオやテレビなのかを考え…。

それと、もう一つ守らなければいけないのが最初に考えていたコンセプトです。30代以上の働く男性、女性の為の服、そしてサービス、またそれをサポートできるお店。働く時に美しく見える服、着心地の良い服、そしてクオリティーが良く、適正な価格のものを作っていきたいと思います。そして全商品の80%をオリジナルにする事により、他のどの店にもない東京から発信するお店でありたいと思います。それから私の個人的な夢でもある、日本のデザイナーの方とコラボレーションし、お店がデザイナーを育て、お客さんがお店を育て、お店がお客さんを育てるような良い関係が作れれば、とても嬉しいと思います。また物を売るだけの場所ではない、お店を通じて人が出会えるような空間やイベントも提供できればとも考えています。それは仕事をするようになると、どうしても仕事がらみの人に会うことが多くなり、なかなか新しい友達や新しい出会いが出来にくいものです。ですので、お店をメンバー制にして年に何回かはメンバーの方をお招きしてパーティをしたり、このミッドルームのようにサイトを通じて知り合えたり、励まし合えたりできれば嬉しいと思ったのです。まぁ、こんなことを少しずつですがやりながらエストネーションが大きくなっていってくれるといいのですが。…これが今の私の素直な気持ちです。

PS:ここまで、私のやってきた事を、少しずつですが思い出して書いてきました。
本当に、かいつまんだものでしたが、思い起こしてみるといろいろな事があったなぁ…と思います。一人の人間として、また女として、かなり正直にまた自分勝手に生きてきた事が良かったのか、悪いのか、今の私にはまだ結論が出ません。でも60歳ぐらいになって、仕事を辞めるとき、又は自分が年老いていった時に楽しかったと思えることが一つでもあり、また一つでも出来れば、幸せなのではないかと思っています。
そして、そのようになれるよう止まることなく、自分に厳しくガンガンやっていこうと思います。

皆さんは、どんな人生を送ろうと考えていますか?
40代とはこんな事を考え直す、時期なのかもしれませんね。

そんな感じで何人かの友人達とも、「本当に大人の行く店って何で日本にはないんだろうね」とか、「私が働く時に着たい服って何でないの、NYやMILANOに行けばたくさん見つかるのに、何で東京にはないのよ」と飲んでは話していました。
また、私の近くにいる友人も「そういうお店が出来たら絶対行きたい」とか、「買いたい」とか、「貴方の持っているそれが買えたら嬉しいのに…」と良く言われていました。
でも、これは本当に夢の夢で、一体いつになったらそれができるのか、また本当にそんなお店を作ってやっていけるのだろうかと、その頃はまだ何も具体的には考えていませんでした。

でも、その時、話していたメンバーの中では、どんどん夢が大きくなっていき、もう今すぐにでもそんなお店が欲しいという思いにかられていきました。
たぶん今までの私だったらここであせったり、イライラしたと思いますが、このときはあまりにも夢が大きすぎて、並大抵ではどうにもならないと思っていたからでしょうか、ゆっくりと考えなくてはいけないし、慌ててやったところでどうにもならないと観念していた感じでした。

そうしていくうちに、皆で話す回数がどんどん増えて来ました。
月に1回が2回になり、時には日曜日に誰かの家に集まってみたりと、語り合えば語り合うほど夢は膨らむばかり。そして、誰からともなく、「本当にビジネスプランでも作ってみようよ!そうしたらもしかして、どこかの会社や企業と組めるかもしれないし、誰かが同じようなことを考えているかもしれないし…」と話すようになりました。私は、このときは前にも書いたようにアルマーニで出張も多かったため、時々はごめんなさいをしてこのビジネスプラン会議に参加していない時もありました。でも、アルマーニの仕事をしながらも、常に皆とは電話で話したりはしていましたし、気になった事や、不安に思ったこと、考えついた事なども伝えていました。

今思うとこの時が一番大変だったかもしれません。何故なら二束のわらじ状態で、毎晩会社が終ってからの打ち合わせや海外から帰ったその日、地方から戻ってすぐなど、一日に2度働くような感じ。頭がうまく切り替われなかったり資料を揃える時間が足りなかったりと、追い込まれている日がかなり続いていて楽しいけど、苦しいそんな日々でした。

あれから、ちょうど4年、2000年の9月、サザビーの子会社としてエストネーションがスタートしました。最初は、一室に3人で机を置くのが精一杯の小さなスペース。遂に始まったという感じで毎日毎日、3人でとことん話しあったり、新しいお店、気になるお店を見て周ったりしていました。
そして、ここ有楽町、丸の内、大手町のオシャレなビルにこっそり覗きに行っては、そこのOLの人、ビジネスマンの人が何を着ているのかを観察したりしていました。(変な人達だと思われていたかもしれませんね。)

そして、徐々に新しい仲間も増えた1年後の2001年9月1日、有楽町にエストネーション1号店がオープンしました。
今までとはまったく違う、自分の考え、経験を最大限生かした新しい会社、お店、組織。
東京から世界に向けて発信していく、そんな志を持って。

    つづく

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