March 2002アーカイブ

海外から戻ってくると必ず、なんだか大人のいい顔の男(ヒト)に会いたい病にかかってしまいます。
何故なら、日本人の男性は特に女性の年を気にする人が多く、いつまでも若いこと、若い人の方が人気があったり、興味があるようです。
どうせご飯を食べるのなら、若くてかわいい人、きれいな人のほうが絶対に良いなどと、いまだにそういう男の人が多いのも驚きです。(遅れていると思いませんか?)

では、そう言っている男の人は自分の顔や生き方に磨きをかけているのでしょうか。
疲れたとか、忙しいとか言いながら自分への投資を怠けてはいませんか。
確かに、30代を過ぎるころになると、異常なほど仕事の時間が増え、なかなか自分の時間が作れないと言う方も多いかもしれません。でも、仕事を離れた時に男として勝負できるような顔をしているでしょうか。仕事以外で、私たち女性と飲みに行った時に、その女性がドキドキしているような危ない揺れ動く雰囲気を感じとったりしていますか。また、口説くつもりはなかったのになぜか翌日、大好きメールが届いてしまい、逆にドギマギしながらも、一人ニヤニヤした経験は最近ありましたか。

私ももちろん、そうなのですが、仕事をしていながら人にお目にかかると、どうしても仕事の顔でお会いする事が多いですよね。そんなときの自分の顔は男でも女でもない、仕事の顔になっています。でも、そういう時間帯ではないときに人にお会いする機会があったときは、男と女の顔で会いたいですし、そんなときにはやっぱりお互いを感じながら、いい時間を過したいと思います。
先日、出張で滞在していたミラノの街では、とても自然に気持ち良さそうに、男の人と女の人が見つめあったり、手をつないだりしていました。それが子供や年を重ねたカップルではなく、私ぐらいの年齢の2人だったりして、そんな時、自信にあふれていて、言葉はなくても愛情に満ちた微笑み、しわのあるいい顔の男の人にドキッとしてしまいました。ゆとりと年を重ねてきた事での美しさ、力強さ。もちろん女性も、しわもしみも隠さずむしろ誇らしげ。その美しさやセクシーさといったら、脱帽です。仕事もして恋もして、もちろん生活を楽しむ事に時間もお金も惜しまない、大人の文化。
そんな日常…、周りの男の人にも分かってほしいものです。こんな風に、いい顔の男の人にお目にかかりたいし、自分もなりたいな~。

PS:最近、仕事以外の自分の時間があまりにもバタバタで持てていなかったせいでしょうか…こんな気持ちになるのは。良いんだか悪いんだか分からないけど、誰かに恋をしたいってことかしら。やっぱり春ですね!

一番大事な人。

最近、母が再び倒れてしまい、病院生活がまたスタートしてしまいました。
前回のガンでの入院とはかなり状況が違い、今回は内臓的にどこかが悪いというよりは体が老人化してきたことで歩く事が困難になったり、自分の食事をもう作ることもできなくなったのだ。つまりはあんなに自分ひとりで生きていきたいとし、強い主張をしていた事がすべて出来なくなってしまったのです。そのうえ、倒れてしまったショックで当分は寝たきりでいたいと言い出すし、もうわがまな子供のような状態になってしまった。また倒れたその日は顔中傷だらけ、頭も混乱していて対話をしていても何が言いたいのか、まったく分からない痴呆老人の一歩手前のようだった。

そんな彼女が入院して一ヶ月半、少し元気になり自分で歩く気持ちに変わってきてくれた。幸い頭も打っていなかったし、骨も折れていなかったので、体力とやる気がでれば、以前と同じとは行かないまでも、また自分の意志で動くこと、歩く事ができる。もちろん生活する事もできるのだから…。と何回も説得し、ゆっくりでいいから頑張りましょうね!と、言い聞かせながら、毎週末や、仕事の合間を作っては横浜の病院に通い、ホンの10分でも顔を見せて話しをする。また、今日病院で起きたことを聞いたりする。その時はとても楽しく話しているにだけれど、帰り道にはなぜかとても悲しい気持ちになる。それは自分が母親と、こんなことでもなければとことん話したり向き合う時間を、本当に何年も作っていなかった事実を思い知るし、もっと思い起こしてみれば45年生きてきて、本当に親と一緒に過ごしたのは学生時代だけで、それ以外は自分本位の生活しかしていなかったように思えるからだ。一番大事に育ててもらってきたのに、自分はそれに対して何にもお返しが出来ていないし、そのことに気づくのはいつも、親の具合が悪くなったときばかり、そして慌てて一番大事な人の存在を痛いほど感じる。ですから今回は、本当にこれから彼女と一時でも長く、また一緒にこれからは生活しようと決心した。家のこと、お金のことなど、何が彼女にとって一番良いのは、どういうことなのかを考えて。仕事ももちろん大事だし、だんな様のこともないがしろにする気持ちはないけれど、私にとって母が一番な人である事は、どうしようもない事実だし、正直な私の気持ち。
しっかり受け止めて、仲良く、気持ちよく生活させてあげれるようになりたいなぁと、考えています。
「そして、また以前のように元気で笑顔のかわいい母親に戻してあげたい!」と…。

皆さんの中で、どこか良いケアハウスをご存知の方がいらしたら教えてください。できれば、都内で。私の家の近所で生活させてあげたいので…。
でもいつか必ずこういうときが来るんですね。

久しぶりにミラノに来ています。
もちろん目的は、2002-2003 F/W ミラノコレクションと買い付け、商品開発のためですが、特にこの時期は世界中のファッションビジネス関係者がここに集まるので、実は、それを見ることも私の仕事だと思っています。何故かと言うと、世界中から集まる彼らの多くは、とても自分のスタイルを持っているし、それにとても上手にその時々のファッショントレンドをプラスして、カッコ良く、新鮮に見せる事が自然に出来ていて、私にとってはすごく刺激になるからです。
黒い服の人が多い事は相変わらずでしたが、小物の選び方、バッグ&シューズの合わせ方、そしてサングラスに至るまで、本当に一人一人が、とても似合っていて素晴らしいのです。ブランド物で全てをまとめている人なんていうのは、一人もいませんし、それぞれがその人なりの雰囲気や、トレンドとの付き合い方が見えてきて楽しい限りです。そしてその中でも特に大人の女性のセクシーでキュートな着こなしが、刺激的で、私は毎日ハラハラ、ドキドキさせられて、自分もあんなふうな感じで年をとっていけたらなぁと思います。そして、まだまだ修行が足りない自分が嫌になってしまうのです。

ここイタリアは特に、このセクシーでキュートなオバさま方が、たくさんいらっしゃいます。
日本だったら多分、「あの年齢であんな格好良くできるわね!」とか「気持ち悪い!」とか後ろ指を差されてしまいそうなスタイルも全然平気。逆に子供には絶対できないゴージャスさも加わって、本当に素敵です。(周りの環境も、もちろん日本とはかなり違うということもありますが…。)

けれど私も45歳…あんなオバさま目指して頑張りますよ!
会社の上司や仕事の場で出会う年上の女性にセクシーでキュートでハラハラするような人が、一人ぐらいいたって良いじゃないですか?そしてエストネーションでは、そんな大人の女性が着れる服、着たいと思われる服を作ろうと、ここイタリアで強く決心しました。
だって何年も前から、それが本当に私のやりたかった事でしたし、少しおおげさですが、日本の社会(まだまだ男社会の現実)への「挑戦」だとも思っているのですから…。
「初心忘るべからず」
イタリアに来て、再度確認できた私でした。
ミラノより midori

会社のためでもなく、もちろん自分のためでもなく自分と同じように働いている人たちが、仕事以外で仲良くなれることはないだろうか?また仕事や駆け引きなしに語り合えるような関係が、もっとあってもいいのではないか?と思ったのが、ちょうど1年前。

どうなるかもあまり考えずに、友人に声をかけ、半ば脅しのような感じで無理やり参加してもらったりしてスタートしました。また週刊にしたのも、そのほうが常に新鮮だし読む人に喜んでもらえるはずと…。(毎週書くということが、こんなにも大変な事とはそのときは予想もしませんでしたし…。)
言い出しっぺの私はともかく、書いて頂いている皆さんには、いつも本当に申し訳ないと思っています。そのうえ最初は、題材まで勝手に指定して、有無も言わせず書き始めていただきましたので…。最初のメルマガの登録をしていただいた方は、ほとんどが身内、顔も名前も知っている近しい方々ばかり。それが一人増え、二人増えと少しずつですが広がっていきました。この頃が今思えば、一番楽しくて一番大変だった時だったと思います。「今週は、こんなにアクセスしてもらえた。」「でも今週はあまり伸びていない。」とか。その度に胸が締めつけられる思いでした。書いていただく方も、自薦他薦と増えてきて、いつの頃からか内容もどんどん充実してきました。皆さん、自由に感じたことを書き、それが読んでいただく方に素直につながり、毎週たくさんの方(読者)からコメントもいただけるようにもなりました。そして驚いた事に意地悪なメールや、意味のない中傷のメールも今まで一度もいただいた事がありません。(本音を言うと沢山きたらどうしょうとビクビクしていたのですが。)そして何よりもいただくメールの最後に必ず「がんばってくださいね!」という言葉が添えられている事も、とても嬉しい今日この頃です。

そしてついに、この3月で一年が経ちました。書いてくださっている方はもちろん素晴らしい仲間ですし、メールをいただいている方とも、顔はお合わせしたことはありませんが、今や大事な友人です。そして、皆さんのおかげで続けてこれた事に、心から感謝しています。今後は、皆さんと直接お目にかかる時間を作ること、また内容を常に新しいものに変えていけるように思案中です。そして、なんだか読むたびにホッとしたり、勇気がでたり、気持ちが吹っ切れて明日がいい気持ちで迎えられるようになれたら、私自身も含めて最高です。自分のことを書くという行為が、こんなにも難しくて楽しい事だったと、最近、ほんの少し分かりかけてきた感じです。皆さんの中でも、この感覚を味わって見たい方がいましたら、是非寄稿してください。心からお待ちしています。

では、これからも何でも言ってきてください。楽しみにしています。
大切な midroom member の方へ、心から感謝をこめて!! midori

運営会社

Oens

本サイトは髙橋みどりが代表をつとめます、株式会社オーエンスが運営しています。

http://oens.net/

髙橋みどりポートレート 髙橋みどりのプロフィール
髙橋みどりポートレート ご意見、ご要望、仕事の依頼などはこちらから

書籍

働く女性のワードローブ おしゃれの教科書

発売中!

働くときにオシャレしないでいつするの?
は私達働いている女性の永遠のテーマ。
スタイルが見つかれば働き方も楽しくなり幸せな日々が待っているはず。
そんなヒントとアイディアを一杯つめこんで書きましたので是非参考にしてみて下さいね。

仕事で輝くために大切なこと

今まで働いてきて感じたこと、悩んだ日々、迷った時間、その一つ一つが今の私の大切な財産、そしてそんな私を支えてくださった多くの方々に感謝と、愛をこめてこの本を書きました。

月別アーカイブ

最近のコーディネート

最近のお気に入り