April 2002アーカイブ

先週、友人の方が何人かでオープンしたというプライベートなバーに伺いました。
すると、そこはなぜか新しい仕事、会社を始めたという方々の溜まり場でした。
場所は恵比寿と広尾の間の、古いけれど立派なマンションの一室。広いダイニングには、すでに何人かの方が見えていて、飲みながら楽しく話していました。もちろん、彼らはもともとの友人という方もいましたし、ここで初めて知り合ったという人たちもいましたが、本当に楽しそうにまた熱く語り合っていました。そんな中に、突然見たことのない人(私が)が登場しましたが、皆さんとても快く迎えてくださり、すっかり打ち解けてみんなと話し始めたのです。

そこで、話を聞いて驚いたのは、ほとんどの方々の年齢が20代前半から30代半ばぐらいまで。でも、もう何年も前から会社を起こして、今の自分がある。その間には、銀行にお金を貸してもらいにいってもダメと言われたとか、今まさに借りにいっているけれど、ダメダ!と言われたとか、つい先月まで天下の○○に勤めていたが、先月末で辞めて、今月会社を始めたばかりとか…。
ここはいったい何なのかしら。この方に比べたら、私なんて甘いもいいところ。偉そうなこと言っても自分では頭を下げて銀行には行かなくて良いし、気持ちは起業家のように厳しく思っていても全然じゃない!と、気が付かされるところのなんと多いことか…。
それと、この人たちの顔、目って本当に輝いている感じで、ついつい吸い込まれていきそうなほど力強くて、何だか私まで元気一杯。エネルギー全開。いい気持ちになってしまいました。こういう人たち、こういう後輩がいるんだと思い、嬉しくなってきてしまいました。少し大げさかも知れないけれど、これなら日本の将来も大丈夫!頼もしい明るい未来も来るはず。きっと彼らは、素敵な大人の男性、女性になってくれるはず。そしてもしかしたら、こんな人たちを知らなかったのは、私だけだったかも知れないと、自分の視野の狭い交友範囲も反省してしまいました。

そして、この日は本当にいい気持ちの夜を過させていただきました。
この日、このバーに招待してくれた友人と、ここでお目にかかった皆さんに感謝です。また、ご一緒させてください!そして、新しい話、世界を学びたいと思いました。
(皆さんに負けないように、私もがんばらなくては。)

よく仕事で人にお目にかかると、「何年生まれですか?」と聞かれる事があります。
多分その時に聞いてくださる方は、ご自分と私が同じくらいと思っていらっしゃっての事と感じます。でも最近、男性・女性問わず、私が誰よりも一番年上ということがかなり増えてきています。嬉しいような悲しいような感じが時にはしますが、これも事実なので、いつも隠すことなくお答えするようにしています。

でも、私のいる業界は本当に年齢不詳の方が多く、何十年も以前から全然変わらない方なども本当に沢山いらっしゃいます。その訳を私なりに分析してみると、いつも元気な人、パワーのある方に接していて、常にドキドキしたり、ワクワクする事が多いからのような気がします。新しい事に触れたり、見たり、試したりする事で、きっと自分が楽しみながら生活しているからでしょうか。それと常に人に会う、見られているという事はとても良い事で、例えば芸能人の人がデビューして売れてくると、どんどんキレイになるという…あの感じのような?またそれとは逆に、自分の殻に閉じこもってしまったり、仕事や家庭がうまくいかなくなってくると、急に年をとってしまう人もいます。特に30代の頃と違い、この差は私ぐらいの年齢になると顕著に出てしまいます。若い頃は、とてもステキだった人が寂しそうに見えたり、実年齢よりもかなり老けてしまったり、またその逆で若い頃よりも生き生きしていて美しくなる人など、男の人でも女の人でも周りを見まわすと恐ろしい限り。そして、そんな友人を見るたびに、年齢、その人の生活(暮らし)ぶりは、顔にこれほどまでも出てしまうのか!ととても強く感じ、自分はこのままで本当にいいのだろうか?と、自問自答してしまいます。

先週、お仕事である方にお目にかかりました。もう70歳を超えていらっしゃるような大先輩。
でもその方は、どう見ても実年齢よりも10歳以上若々しく見え、本当に驚いてしまいました。もちろんお仕事で世界中を飛び回っておられる事も、ひとつの原因かもしれませんが、どうしても、その訳が知りたくて仕方ありませんでした。そこでその秘訣を伺ってみました。「何故そんなに、いつお目にかかってもお元気で、若々しいままでいられるのですか?」と。そうすると、彼は嬉しそうに、こう教えてくださいました。「いつも新しいもの、刺激のある暮らしが好きです。場所で言えば、何と言ってもN.Y.が大好きです。ですからよく行きますし、行きたいと思っています…。この気持ちがあるからですかね。」と。その言葉を聞いて、私はハッとしたと同時に、年をとることは、イコール経験を積み重ねること(良い事も悪い事も含めて)、それをこんな風に、楽しみながら出来たら、なんと幸せなことかしら…と。でもその逆で、年齢とともに前向きでなくなったり、刺激のない日々で満足してしまうという事も多くなってしまうもの。面倒くさいとか、今のままで良いんだととか思わずに生活できるかどうかは個人の考え方、生き方ひとつ。

たまには自分の顔、気持ちとにらめっこしてみませんか?
10年後の自分が見えてくるかも知れませんよ!
そしてお互い、いい年をとりましょうね!

春になったからでしょうか、私は今おしゃれをしたい気分です。
もちろん、働いている時間、人にお目にかかることが多いということもありますが、“女40代”なりたい自分探しを止めるのはまだまだ早いと思っているからです。
それに、働いている友人に会うと、みんな、きちんと自分のスタイル、似合うものを着こなしていて負けてはいられない感じです。お店に来てくださっているお客様も本当に美しく品のいい方が多くて、見ているだけで嬉しくなってしまいます。つまり、おしゃれをしている人はもちろん、自分もいい気分なのですが、周りの人も楽しい気持ちにしてくれるもの、そう思いませんか?
例えば、毎朝今日の自分の予定を考え、会う方の事を思い浮かべながらその日に着る服を決める時の楽しい事。その日はできる女風で決めようか、それともセクシー路線も良いかも…とか、うんとカジュアルな気分で行こうかしら、などなど所要時間5分、何十年、何千回やってもとても楽しいものです。でもそれとは反対に、疲れていてそんな事を考える余裕や、やる気がない時は、洋服選びも手抜き、一日中憂鬱で元気も出ないし、最悪の感じ、誰に会うのも苦痛です。「一度家に帰って着替えた~い!」そのくらい、イライラ。でもそれも働いているとままならず、最初からきちんとしていないからいけないんだと、自分で自分が嫌になってしまうことも良くあります。

この間、久しぶりにある友人に再会したら、とても変わっていて「何かあったの?」と聞いてみたところ、「この10年ぐらいは家のこと、子供の事、そしてご主人の会社の手伝いと、自分のことを全然かまう事ができなかったし、その余裕もなかった、でも40才を期にキレイになろう、おしゃれをしようと自分で決めたの。」と、本当に嬉しそうに話してくれました。「そうでもしないとまた忙しいのを理由に、自分が変われないから…。」としみじみ言っていました。
本当にそうなのです。おしゃれは、誰でもが必ずしたい、しなければ人生をやっていけないことではありません。でも若いころは誰かに合う時は他の誰よりも美しく見せたい、モテたい、仕事ができると思われたいと、雑誌や自分のワードローブとにらめっこしていたと思いませんか。そして、なりたい自分になって出かけて行った時のウキウキした感じ、とても楽しかったと思いませんか。だからというわけではありませんが、もう一度おしゃれをしたい、自分を見つめなおしたい気分です。
そして楽しく、気持ちよく働きたい…、いくつになっても女でいることは忘れたくありませんので。

最近ある雑誌で、仕事をしている主婦と専業主婦はなかなか分かりあえない、ライバル関係、そして時にはいがみあうことが多い…というような内容にとても興味が湧きました。
何故ならば、私も若いころは仕事をしない生活に憧れていて、のんびり家のことをしたり友人とランチを気持ちのいい場所でとったり、空いている時間にお買い物に出かけたいと思っていたからです。

もうずいぶん前ですが、そのことを実行できるような環境が3ヶ月ぐらいできた時期がありました。朝ご飯を作り、ダンナさんを会社に送りだし、簡単に洗濯、掃除を済ませると大体11時ぐらいになり、そこからは、彼が帰ってくるまでがすべて私の自由時間。もちろん彼は忙しいお年頃、もちろん早く帰ってくるはずもなく最低12時間以上は思い通り、やりたい放題の状況でした。主婦になった友人たちとご飯に行ったり、買い物に行ったり、家を行き来しては暇をつぶしていました。しかし、何だか楽しくない感じがひと月もしないうちにしてきました。仕事をしている人が、友人がうらやましく感じたり、良く言う言い方ですが、社会に必要とされていないような疎外感がとても悲しく感じてきました。そして、私はやっぱり働くほうを選ぶのですが、そのときの友人とのやり取りがとても面白かったのを思い出しました。つまりは、みんな無いものねだりの話を、時としては自分が主人公になったり、また違う日はそれが自分には適したポジションで、今の自分が一番好き、みたいなことを言い出したり。女心とはこんなにも自分本位だったのかと思うぐらい、言いたい放題のわがままな意見でした。

でも、何年か過ぎてそれぞれが自分達の生き方、スタイルを見つけるようになると、働いていようが、専業主婦であろうが、自分にないものを相手の中に見つけ、とてもいい刺激になると思えたり、情報の共有、交換をして良い関係が作れるようになりました。そして、若い頃とはまた違った意味で、尊敬し合う気持ちが生まれたのでした。そしてもちろん今は、より一層お互いに助け合ったりしながら、とても仲良く楽しい関係が続いています。

つまり、今回は何が言いたいのか?というと、その雑誌の中に書かれていたような女同士で足を引っ張ったり、嘘をついたり見栄を張ったりするような付き合い方をしたりするのは辞めませんか!と、言いたかったのです。
だれでも得意不得意がありますし、その時々でいろいろな悩みや迷いもあります。すべて完璧なんて人は絶対にありえないじゃないですか。だから楽しいし、頑張りあえるのではないでしょうか。できないところはできる人が手伝って教えてあげる、そしてより良い関係を作り、生きていきませんか。同性にしか分からないことも多いはず、手をとりあってみませんか。そうすればきっと違った世界、自分にもなれて楽しくなれるのではないでしょうか。

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