November 2002アーカイブ

再会

最近、私の周りでは、この“再会”というのが頻繁に起こります。
本当に10年以上忘れていた人が、私の友人と、ある事で知り合い、そこでそう言えば!と私の話になり彼女が縁でお目にかかれたり、お店から、「○○さんがお見えになっていて、みどりさんとお会いしたい!と言ってらっしゃいます。」との電話。でも、苗字だけ言われても、今日はお約束もしていないし、一体その人は誰なの?と首をかしげながらお店に行ってみると、なんと何年ぶりでの再会。昔々、本当にお互いに若かりし頃、一緒に仕事をしていた人だったり、お世話になった上司、また一、二度一緒にお仕事をした方など、何ともうれしい事が続きました。

そういえば、10年以上前の後輩、先輩ってすごく子供に見えたり、逆にめちゃくちゃ大人に見えたりしていたのに、今お目にかかって見ると実は自分が感じていたよりも年が離れていなかったり、妙に相手が大人に見えて、近づいてきたような気分になったことはありませんか?顔や雰囲気はお互いに同じように年をとってきているので、仕方がないのですが、その仕事のキャリアや年を重ねてきて培った自信が、その人の風貌を大きく変えていることが良くあります。子供、子供と思っていた、昔の後輩がかなりいい感じで、素敵な男の人になっていたり、遊び人の先輩が少し枯れて、どちらかというと知的に変身していたりと、その変化は本当に楽しい限りです。そして、昔話にはじまり、近況報告や、あの頃お互いに相手の事をどのように見ていたかなど、今だから話せる話しもたくさんあって、とても刺激的でおかしい、面白い話題も多く、とても有意義な時間が過ごせたりしました。

そして、こんな機会や再会が周りで起こる今日この頃、私は“働いていて良かったな”と思ったりしています。何年も経って会える、会いたいというアクションを起こしてくれる人は、きっと楽しく生きている人、だから自分の過去を知っている人とも会える、連絡をとろうと思える、そして自分のダメだった頃や未熟だった自分のことも笑って話せるのだと思います。私のことを知っているという事が、その人にとってマイナスイメージにならないように、「え~っ、なんで友達なの?」がいい意味での驚きや尊敬に値するような人間でいられるように、なりたいものです。

再会、今一番会いたい人は……、秘密です。悔いのない2002年になりますように。

PS:でも、本当にびっくりです。この原稿を書いている途中にお店に行ってみたら、なんと何年ぶりかで、名古屋の友人に再会。何日か前にふと気になっていたので本当にびっくり。多分5年ぶりかも。なんだか、とても嬉しかったです。年末に来て、再会パワー全開の私です。
来年は、良い事があるかも。

昼と夜の顔。

最近気がついたことの一つに、人には昼の顔、夜の顔があるということ。
例えば、同じ人でも昼間の明るいレストランでお目にかかりお話しするのと、夜に話すのとでは、かなり感じが違う雰囲気になるから不思議です。もちろんお昼の時は仕事の話しが中心ですし、限られた時間の中ですので、どうも堅苦しい感じ、どんなに仲良しでも夜の時のように和んだ会話や、プライベートな内容には到達できません。そもそも私は仕事の食事には実は二つの目的があって、一つはきちんと仕事を成立させる為、もう一つはより強い関係を結ぶためのコミュニケーション目的の為だと思っています。だからお昼にご一緒する方は仕事のお付き合いがまだ浅く、これからより仲良くなり仕事を徐々に増やしている過程の人、あまり砕け過ぎずいい距離感でいたい人、または、もうすでにかなり仲良しなのでお昼でも楽しい時間にすぐに突入できる人、という風に自分の中では決めています。では、夜の時間を一緒に過ごす人はというとまずは好きな人、楽しい人、お互いにとって有意義な会話ができる人、美味しいもの趣味が同じ人、長い時間いても公私混同せず大人の人。仕事以外でも仲良くなっていけそうで長いお付き合いが出来そうな人でしょうか。

文字にしてみると、こんな風にかけるのですが、実際はどうもごちゃごちゃしていて、全然整理されていないのも事実です。でも、本当に不思議ですね、夜にばかりお目にかかっていた人に、昼間、お会いすると何だか新鮮だけど、恥ずかしい感じもしたり、また仕事でしか話したことの無い方と夜にお目にかかると、違った部分が見え隠れしていい感じに思えたり…。時々こんな風に、同じ方とでも、お目にかかる場所、時間を変えて見ると仕事の話も楽しくできるような気がしてきます。

また、このように会う時間帯によって着ていくものも、いろいろと作戦を立てながら、考えられ個人的にはかなり楽しみながらやっています。昼の時間帯であれば、少し優しい色や軽めのコーディネイトにして、あまり構えた雰囲気にはならないように気をつけます。また、夜の場合は、そのレストランの空間、お目にかかる方の年齢、ポジション、またその場所をどちらが決めたかで、エスコートしてくださる場合であれば、その方のご迷惑にならないように、また自分の方で指定した場所にご招待するのであれば気取らずに、気負いなく入り込めるような雰囲気のものを選ぶようにしています。

そして、私自身が昼と夜の顔を持つ、ミステリアスで仕事の出来そうな女の人?でいたいな~...。なんてひとりブツブツ。そう言えば、かなり昔、ある方に言われた「時には仕事をしている自分を楽しみながら、あなたらしく演じてみては」を、思い出しながら。

時々家の中を整理していると、何年か前の自分の写真が出てくるときがあります。
少しふっくらしていたり、妙に気が強そうだったり、やけに大人っぽい格好だったりと自分でも驚く事があります。でも客観的に自分を見ることが出来て意外と面白いものです。でも何故(もちろん年をとっているのは事実ですが)、こんなにも雰囲気って変わっていくのでしょうか。

私は、たまたまあまり体重の変動が無いほうなので、太る、痩せるなどの変化は少ないのですが、表情、目の強さ、弱さは本当に年齢とともに、またそのときの環境で大きく変化しています。そしてそんな自分の顔やスタイルを見るたびに、この時は多分仕事で悩んでいたとか、つらい重い恋をしていたとか、自分が嫌いだったとかが思い出されてきます。また、洋服の趣味や着たものなど、そのときの自分の生活ぶりもほんとうに反映していて、見るからに恥ずかしい、笑える感じです。全身ブランド物に走っていたり、見るからに身分不相応だったり、それを変に見せびらかしている自分の浅はかさが嫌になります。そして一番面白いのが、髪型とお化粧です。若い時はいつもその時の流行。ワンレングスが流行ったと言えば、もちろんすぐにトライ、短いほうが似合う、新しいと言われればまたすぐに切る、など自分探しと言えば聞こえがいいけれど節操がない感じです。

ただ、自分で偉いと思えるのはその変化の理由は、男の人が原因ではなかった事ぐらい。でも主体性の無さは同じようなものかも。でも、その頃は何をやってもたぶん自信がなかったので、目の力は今に比べればかなり弱くていいコちゃん風、かわいく見られたい、仕事ができる風に見られたい...と、無いものねだりもどうも今から見れば、許せない感じです。でも肌のツヤやハリは、今とは全然違いツルツル・パンパン、前の日いくら飲んでも遊んでもその影響は何もなし。いいのか悪いのか、若さだけが自慢でした。仕事に少しやる気と余裕が出てくると、顔が厳しくなる人が多いと言われますが、私は何故かその逆で気が抜けていく感じで、丸い優しい顔に変わりました。これは、いつの時も厳しいやり手ババァ?にはなりたくない!とかなり強く意識し、気をつけていたからかもしれません。つまり、女性は、もちろん私も含めてお化粧をします、それでいろいろな顔になることはもちろん出来ます。でも性格、内面はやはりいくら隠したと思っても顔や表情に出ます。それは、年齢と共により一層顕著になり、先日創刊された40歳以上をターゲットにした雑誌に登場していた読者の方々を見たときは、もう愕然とし本当にヒストリーとは顔に出るものだと改めて感じてしまいました。

だからというわけではありませんが、常に自然に、でも厳しく自分と向き合って生きたいと強く感じます。時にはイメージを大きく変えたり、周りの意見に振り回される事も楽しみながらやれたら、きっと可愛い女でいられるはず。40代はそんな新しい自分探しの年代にしたいと思っているのは、私だけではないはず、いい意味で力が抜けてやっていけたらいいですね。
人生まだまだ折り返し地点ですから。

先日、へッドハンティングの仕事をしている友人に久しぶりに会う事がありました。
「最近の状況はどう?」、「仕事は上手くいっているの?予定通りに進んでる?」などなど何だか面接のような質問に普段は気づかないようなところ、はたまた考えている事を口に出して誰かに伝える、いうということで短い時間でしたが頭の中が整理できて、とてもよかったと思い、またまた持つべきものは友人と感謝しながら彼女と別れたのですが…。

その中で、一つどうしても即答できなかった質問がありました。
それが、「これから先5年後10年後は何をしていたいの?」でした。確かに、若い頃はず~っとただ前を見て進んできて、今の所はそのこと自体は間違っていなかったし、有意義で楽しい毎日が送れている。やらなくて後悔するよりも、やりながら考えてきたその場しのぎの、あまりにも建設的ではない方法も自分なりに何とかなってきた。けれど、これからもそのやり方でいいのだろうか?若い頃のように自分のことだけを考えている、それだけれど本当にいいの?と帰り道、何度も自分に自問自答してみた。

そして、その整理のつかない頭の中で、唯一このことはこの何年か自分の目標をしている事と思えることが見つかった。それは、会社という組織の中で希望の持てる、尊敬できる、信頼する上司になる先輩になること。人間的にも信頼でき尊敬できる大人になること。私自身が若いころにああなりたくないという女の人には決してならないということだ。では、私の尊敬できる先輩、上司とはどのような人を言うのだろうか?誰の前でも自分の言葉で話せる人、上に対しても下に対しても同じように接する事ができる人、また人の気持ちがキチンと理解でき、聞く耳を持って接する人。オープンマインドな人。あまりに計算ばかりして打算的な人は嫌い。表裏の無い人。これって、実は私が好きな人、先輩達のことなのでは?
でもこれでは、彼女の質問の答えにはならないし、私もそれだけの希望と夢で5年、10年は持たない、一体どうすればいいのだろうか。何だか、また大きな問題と課題が生まれて来てしまった感じで少し焦ってきた。だって、これから先、あと何年働けるかまだ見えないし、この変化の早い世の中は、この先何が起こるか本当に予想もつかない。一生懸命働いていればどうにかなった時代は、もう戻ってこないのかと思うと何だかますます不安になって、家に帰ってだんな様に相談してみた。そうすると、「そんな自分が何をしたいか、何ができるか、今後どうなるかなんて誰もわからないし、そんなことを考えているのって君ぐらいじゃないの?良い悪いは別として、みんなそんなもんだと思うよ。ただ、人には一生のうちには大きな転換期や運がまわってきて、その時のその人の仕事が天職となり、成功する人などが現れることは、あるかも知れないけどネ!君なんて、まだ自分が何をしたいか、なりたいか、得意な部分が分かっているほうだと思うけれど。それに、僕は(自分の)“パートナーは成功する!”という強運の持ち主のハズだから大丈夫だよ!」と言い放った。

何だか、元気付けられたような、馬鹿にされたような。ますます悩みが深くなり、彼女への答えは見つからないままだ。

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