OLD midroom

再出発。

自分が許せない事って皆さんにはありませんか?
私は、時々そう感じることがあります。その理由は勿論、自分自身の内面、家族、仕事の事と理由や原因はかなりいろいろですが、その重さは年々深くなるばかりです。そして、その解決方法はますます難しくなり、まるで出口のないトンネルに迷い込んでしまったような感じで、自分の中でぐるぐる空回りが始まってしまうことも多々あります。

寝ても覚めても頭の整理がつかず、今自分はどの方向に向かっているのか?また向かわなくてはならないのか?それには何をすべきなのか?誰とすべきなのか?いくら前向きな私でもポジティブに考えようと思っても、なかなか答えを見つけることが出来ないでいます。そんな時に助けてくれるのが、友人や周りで私のことを冷静に見てくれていた人の一言です。私の気持ちを考えて優しく聞き役に回ってくれるのではなく、「これしかないでしょ、今しかないでしょ。あなたしかいないでしょ。」の一言はかなり背中を押してくれる事になります。行かなくてはいけない、進まなくては何も始まらない、何ひとつ変わらないし、動かない事は分かっているのに勇気がなくて歩み出せないでいる私の心を解きほぐしてくれる、本当に嬉しい厳しい一言。

そういえば、いつも自分が窮地に立っていたとき、そういう私を応援してくれる人が現れ、認めてくれる、だからこれまやってこれたのだったと、今回もつくづく思い出しました。エストネーションの会社が始まって約4年近く、それまでの準備期間を考えれば7年間近く、自分では一生懸命やって来たつもりでしたが、現実と理想とはあまりにも遠く、また自分の経験のなさや甘さは思った以上に重傷でした。そこで、もう一度原点に戻り、自分の現実をきちんと見つめてやり直す事にしました。

ですので、3月からは今までやってきたマーケティングの仕事のやり直しと、なんと六本木ヒルズ店の店長の仕事にトライします。販売経験のない私が本当にどこまでできるのか?と自分でもずいぶん悩みましたが、小売の原点を見つめ、もう一度お店のみんなとエストネーションを考えなおすために、見つめなおすために引き受ける決意をしました。エストネーションに行くと何だか楽しい、ニコニコしてしまう、気持ちがいい、ゆっくりできる、ワクワクする、そんな気持ちのお店を目指していたはすだったのに、最近私自身が忘れてしまっていたし、日々のことに追われて流されてしまっていたから。(これではエストネーションのことを応援してくれているお客様にも、あまりにも失礼ですし。)有楽町のお店が開いた日、あんなに嬉しくて嬉しくて自分の中に力がみなぎっていたことを、、、忘れていた自分がどうしても許せないのです。夢を現実に、東京から世界に、どこのマネでもない自分達の欲しいものが必ずみつかるお店、そう思って始めたはずだったのにと。

でも、これもひとつのチャンス、本当の意味での自分のやりたかった、行きたかったエストネーションになるように、再度挑戦するつもりです。
許せなかった自分を克服し、自分らしく仕事を続けるためにも。
皆サーン!是非、六本木ヒルズ店に来てください。そして私に厳しい一言を宜しく御願いします。

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