父が亡くなり、母が今のように具合が悪くなり外に出かけることもままならなくなったせいでしょうか、子供の頃のように親戚と会う、過ごすということが本当になくなってきました。若い頃はそれでも、従兄弟の結婚式や祖父母のお葬式などの冠婚葬祭もあり、何年かに一回はみんなで“ああでもないこうでもない”と話したりすることもあったのに、今ではその中心だった親の兄弟が一人亡くなり、二人亡くなりとなっていくと、ますます、その子供の私たち世代は生活環境の違い、仕事の忙しさなどを理由にまったくの疎遠状態。それでも従兄弟の中で一番年下だった私は、好きな従兄弟がいて、彼女とはよくご飯を食べたりしていました。でも、その彼女もダ...
OLD midroom - 2003/05
アルマーニの仕事をしていたとき、本当に忙しくて何だかお昼ご飯を食べるのもままならないことが良くありました。その上、外部の人や違う部署の人との会議もかなり多くて、自分のチームの人とゆっくりご飯をしたり話をすることもできなかった時期がかなり長く続きました。 そんな時、よく近くのレストランに一人で出かけることもあり、確かに一人は何だかとても寂しい気持ちになった時もあったけれど、同時にほっとした気分になった事もよくありました。その訳は、仕事であまりにも多くの人に会い接していると、一人の気楽さや楽しさを自然に求めててしまうことがあるからでしょうか。これは、若い時には絶対になかった感情で、一人の時間の重要...
六本木ヒルズがオープンしたからでしょうか?六本木が私にとっては、昔から憧れの街だった事を思い出しました。 10代の終わり、ホンの少し背伸びして、カーディナールで待ち合わせをしたり、キャンティで背伸びしてデザートを買ったり、食べたりしていた事を思い出します。あの頃は、モデルさんの世界もハーフの人が全盛の時で彼らの溜まり場が六本木。彼らはトレンドの服に身を包み、キレイな女の子を連れてよくお茶をしていました。それが何だかとってもカッコ良くてオシャレで、私もあんなふうな大人になりたい!といつも遠くから憧れていました。 そして大学生になったと同時にスクエアビルにどんどんオープンするディスコに出かけては...
六本木ヒルズ店のオープン準備の頃から、私にとってこの春夏のスタイルとして大人のかっこいいカジュアルが課題となっています。(何故ならスニーカーを履く事が非常に多かったからかも知れませんが。)ミラノでは自然に目にする大人の女性たちのシンプルで強い着こなし、カジュアル度、スポーティ度、セクシーな感じが下品にならずにできるようになれたら嬉しいと、何だかいつもそう思いながらため息まじりに見ていました。 でも、私もそろそろいい年です、何を着ても絶対に子供には見えないはず。 だから最近は、うんとスポーティにまた、コンサバなものをセクシーに着こなす事にトライしたくなりました。そこで、そんな時は何が一番大事なの...