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先生役は難しい

仕事でいろいろな方にお目にかかかると、最近は教えてもらう側よりもついつい教える側になっている自分に気がつきます。
「こんな風にしては如何でしょうか?」とか、「こんな事を考えてやっています。」とか、「今はこのような状況なので、こうしてみようと思っています。」などと話していると、その話を聞いている人達の顔が、目が輝き始めてきて、いろいろな質問をよく受けます。「そうなんですね、とても参考になりました。」「勉強になります。」などと言ってくださる方が多く、やはり人は誰かに教えてもらいたい、また誰かの意見、やってきたことを参考にしたい、自分の考えていることが正しいかを判断して欲しい、意見を聞きたいと思っている人が多いのだなーと気がつきます。

そういえば、私も昔は仕事のやり方、考え方を誰かに教えて欲しかった事を思い出しました。特に迷っていた頃なんて余計そうだったような感じでした。でも会社、組織って教えてくれる人、引き出してくれる人ってなかなかいないものですよね。何故でしょう、上司と呼ばれる人は、こういうことが出来なくてはいけないのではないかと、私は個人的にも思うのですが。今の世の中、自分のことで、精一杯、何だか周りのことや、将来が見えていない、もしくは何年後かを見据えてやっていない上司が多すぎるようなそんな感じがしてしまうのは私だけでしょうか。そして、周りの人の意見を聞いて、聞き出してその人に合った仕事をどんどんやらせて任せていくこと、それが上司の大事な役目なのではないかと思い、日々やってはいるつもりなのですが、なかなか難しいですね。

自分がやって来た事、会社としてやらなくてはならない事をキチンと伝え、同じ方向に力を結集する為にも、そういう時間、人とのコミュニケーション、教えるタイミングは仕事をしている先輩としても作らなければいけないのではないでしょうか?自分の考えや、やって来たことを勝手におしつける上司は、私の周りにもたくさんいましたが、そうではなく会話をする、聞き出す、その人のウイルをきちんと形にする・できる良い関係。お説教好きな人?では無く、上手に教えてくれる人生の仲間、先輩でありたい。自分のやってきたことを頭ごなしにいうのではなく時には失敗や、こんな経験をしてきたけれど、あなたならどうしたい?どんな風に考えて今やっていますか?と同じ目線で話せる人。自分もこれからやってみたい事を常に一緒に提案するようにしながら、時には教えてもらう事、気付かせてもらえることが楽しいと思えるようなそんな上司でありたい。

いつのまにか自分が先生的な役割を演じている事が、ある意味嬉しいような、すこし寂しいような、でも40歳を過ぎた今そんなことがを求められるのは当然かも。
先生役がきちんとできるように、私もガンバラなくちゃ。

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