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雪の夜は、特別な夜?

今年も、いつの間にか一月が終わり、なんだか月日の早さを感じます。
いつもより、人と会う時間や話す時を大切にと考えて、
このひと月は多くの方と夜の時間もご一緒させていただきました。

そんな、ある日の夜。

何年ぶりかで、昔の友人にお目にかかる日がありました。
何年ぶりかという、時間の経過もさることながら、その日はこの東京も珍しく雪の予報・・
なんだか、しんしんと冷え冷えしたそんな一日。
夜に向かって、降り出した雨にみぞれが混じり、
出かけるころには白いものが混じり始めてきていました。
こんな日に、いくらひさしぶりとはいえ、人に会うのはなんとなく面倒くさいし、
帰りの足の事を考えると別の日にしておけばよかった???そんな気持ちもしてきたり。


それでも、約束は約束と足元を気にしながら、約束のお寿司やさんに出かけてみました。
ビルの二階に位置したそのお店の障子をあけて、こんな夜だからでしょうか、
二人だけの完全貸切状態のその夜は、まるで金沢か京都の静かで上品な割烹旅館で
しっぽり楽しく過ごしているような。

まさに雪見酒の特別な夜?

昔話に花が咲き、時間のたつのも忘れます。


そして、東京のいつもの見慣れた景色がどんどん白一色に塗り替えられ、
静かで美しい銀世界へ、それはまるで私の心の中まで真っ白で一杯になってしまったように、
静かで平和で心が静まり、なんだか満たされているようなそんな気持ちに。


あんなに出かける前は、躊躇していた夜だったはずなのに。


この、雪のお陰で特別な時間、夜になりました。


帰りのタクシーでは、我が家に辿り着くまでの坂道ではスリップしたりして、少しひやひやではありましたが、素敵な夜に感謝。

久しぶりに会えた友人にも、、、、もちろんありがとう。

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