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忘れてはいけない日

早いものであの日、東日本大震災から13年もの月日が過ぎていたのですね。
あの日あの時間を思い出すと、今でも恐ろしくなります。
会社で大きな揺れを体験した時には、地震と津波がつながらず、あそこまで被害が大きくなるとは予想もしていませんでした。
そして、テレビで流れてくる現地の映像や、東京の交通麻痺、多くの人が歩く姿に何が起きているのか、この後どうしたらよいのかと頭の中がパニックになっていたことを思い出します。

海外の友人からは日本はなくなってしまうんじゃないかと、心配のメールや電話をもらうたびに本当に胸が締め付けられるような毎日。
テレビを見るのも、怖いし悲しいし、不安だったあのころ。
携帯電話からの地震です、の声にいつもドキドキ、ハラハラしながら過ごしていたものでした。
計画停電や、断水、いつもとは違う予想外のことに、お風呂に水をためて、懐中電灯や防災グッズを枕元に置いて、いつ何が起きてもすぐに逃げられるようにとゆっくり寝ることもままならなかった、恐ろしかった沢山の夜。
東京にいる私でもそんな毎日だったのですから、現地の方はどれだけ大変で、どれだけ悲しい別れを経験したかと思うと本当に恐ろしくつらくなります。

あれから13年。
東日本大震災を応援するコンサートにご招待いただき、あの日のことが昨日のことのように思いだされてきました。
現地の映像で、この13年の歩みや時の流れを見ながら、まだまだ復興半ば、進んでいないことも沢山ある現実に驚きを隠せませんでした。

東京で暮らす私たちは、いつの間にかいつもの平穏な日々に慣れてしまい、あの日のことを忘れかけている恐ろしさも感じました。
東日本応援コンサートでは、素晴らしい音楽や歌を聞きながら、勇気や元気をもらうと同時にこの日を忘れてはいけないと、強く胸に刻みました。

3.11は決して、忘れてはいけない日、今一度、応援できることからやり続けていけたらと思いました。

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