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基本の基は、自分の言葉で伝えること

選挙の時期になると、日本の政治家は自分の言葉で人に考えや思いを伝えるのが『本当に下手だなぁ』とつくづく感じます。
仕事では、自分の考え方や意見を社内外の人にきちんと伝えられないと偉くなれないし(笑)、やりたいことがあっても任せてもらえないのが常。
だから必死になってプレゼンの準備をし、いかに共鳴してくれる人を一人でも多く味方にできるかを真剣に考えます。

それなのに、どうでしょう?政治家たちの言葉には気持ちがこもっていなくて、自分の言葉になっていない人が多いと感じませんか?
質問に答えるときはいつだって模範解答が書かれた答案用紙を読むだけ。
それで本当に良いのでしょうか、、、。
もちろん、良いわけはありません!
公人なので、失言することが怖いしできないというのもあるでしょうが、周りの人に思いを伝えられず、いい意味で巻き込めないような人が、私たちの代弁者になれるのでしょうか?

いろいろな会社の方とお仕事をしていると、仕事のできる方、任されている方は、いずれも自分の言葉をしっかりと持っていて、だからこそ外部の私たちにもきちんとビジョンを伝えられ、一緒に仕事ができる。それが当たり前。
また、大きな会社の社長や成功している方とお目にかかると、ついついその方のお話に惹き込まれ、いつしかその方、その会社のファンになり『何とか力になりたい』なんて思ってしまう自分がいたりします。

先の参議院選挙戦でのテレビ中継を見ていて、多くの局が小泉進次郎氏を追いかけていましたが、彼はその点、本当にうまい!
訪ねる先のことをちゃんと予習して、話し出すと同時に聴衆を楽しませ、巻き込んでいく。これで自分のいいたいこともみんなの耳に届くし、心に響くのです。
政治を身近に感じさせる、彼はこんな基本の基に長けていると思いますが、大抵の政治家からは何も伝わってはきません。

選挙の時にいつも感じてしまう、不満と不安。
今回、いつも以上にそう感じたのは、私だけでしょうか?

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