私は、雑誌の取材や人に会うといつも働いている時も女であることを忘れたくないし、忘れて欲しくないということを言ってきましたし、言っています。 若い頃はとても女である自分がうっとうしかったり、いい子、かわいい女の子を求められている男社会にとても反発していたのですが、ところが、年齢を重ねるとともに、自分が女であることをいい意味で隠さずに生きていけたらどんないいだろうと思うようになったのです。 そこで、自分の全身をじろじろと見ることしばしば、すると手を抜いていたところが山ほどあって「こんなことでは、言っていることと、やっていることが全然違うじゃないか」と、とても反省したのです。 例えば、髪の毛について...
OLD midroom - 2001/06
私は、4月の後半に、日経新聞の方に頼まれて、ある原稿を書きました。 それは、“日本に生まれるかセクシーなビジネスマン”と言う、とても壮大なかつ個人的なエッセイでした。何故この原稿を書こうと決めたのかというと、私は海外の仕事をした時に、何人かの日本人の男性と知り合いました。その方がたは、本当に自分の想像をはるかに超えるぐらい、自由でその上セクシー、しかもとても知的に見える演出が自然に出来ていて、驚いてしまったからです。彼らは、日本人と言うよりも、インターナショナルなアジア人、とても広い視野と建設的なものの考え方が魅力でした。物腰はやわらかいのに、タフなネゴシエターと言う雰囲気もあり、私にはとても...
今回は、以前にも書いたのですが、大人の恋愛と仕事についてのパート2です。 仕事をしていると、本当にいろいろな人とお目にかかることがあり、その方がたの中には、仕事の枠を越えた話をしてみたい、もう少し彼の違う部分を知りたいと思うことが、時々あったりします。 でも、私の中ではどうしても、仕事の2文字が頭から離れず、なんだか素直になれなかったり、複雑な気分になることもあります。この自分の中の垣根というかガードは、若い時から続いている、「仕事で知り合った友人とは恋に落ちない」というような偏った考えからかもしれません。 しかし、こんなに仕事で時間をとられている私達世代が、ではどこで誰と出会うのでしょうか。...
女性が仕事をしていると、何かを犠牲することが多いと感じることがある。(皆さんもそう思う時はありませんか?) それは、私のことで考えると、やはり普通の家庭生活をしていないということかも。 もちろん何が普通なのかは人によっても違うし、考えかたはいろいろだとは思うけれど、やはりかなり変型している暮らし方(家庭生活)だと思う。 子供を産まずに自分中心の生活をしていることもそうだし、何かを決めるときにいつも一番に考えてしまうのは仕事だし、その次のそのまた次ぐらいが、家庭だったり家族だったりする。 まるで男の人と同じような、メンタリティで生きてきてしまった。 その上、毎日がばたばたで、思うようにならないこ...