OLD midroom

ワールドカップに感謝。

6月3日、世間はワールドカップ一色。
しかも翌日が日本の初戦、ベルギーとの対戦前日。私は久しぶりにイブニングドレスに身を包み、あるホテルでのベルギー皇太子主催のパーティに出かけました。

すごい人数の報道陣、そして600人にも及ぶご招待者。会場にはブラックタイのお洒落でエレガントな男性、そして着物や美しいイブニングの女性であふれていました。
そしてそこに、この日の主賓、皇太子、そして雅子様ご入場。全員がもちろん起立して拍手でお迎えする中、なんとも仲の良いお二人を拝顔しました。にこやかで、優しく雅子様を気使う皇太子様は本当に好感が持てました。こういうことを言うのは、もしかしてとても不謹慎かもしれませんが、彼らの立ち居振るまいはもしかしたら新しい日本の始まり、世界への掛け橋になるようにも思いました。何故なら日本人はかねてから、パーティが下手、カップルで出かけるのがダメと言われていましたが、皇太子ご夫妻を見ている限りでは、日本の誰よりも仲良くお二人でいる事を楽しんでいられるように感じましたので。

そして今回のこのパーティでもう一つ感じた事が、外国の方が会場に居るだけでこんなにその場所は華やかになる、楽しくなる、美しくセクシーになるということ。静かで落ちついているのに、何だかウキウキする気分。多分、身のこなしの優雅さや、人と居ることを楽しむ気持ちがこのような雰囲気にさせてくれるのでしょうか。不思議なものでした。

そして、久しぶりにイブニングを着たおかげで何だかとても、優雅で女らしい気分に浸れました。人によって銀座で働いているママみたいだったという、お褒めのお言葉?もいただけましたし、本当に楽しかったです。人の手のかかったビーズ刺繍の重み、チュールのすれる音などは、女に生まれて良かったとつくづく思いましたし、タキシード姿の男性はやはりお洒落で色気があり、いい感じでした。

そして、このような素敵な時間を与えてくださった、今回のワールドカップに心から感謝しています。
いろいろな国を知り、人と出会えたこの時間、この夜に。
そしてすべての国の健闘を心からお祈りしま~す。

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