OLD midroom

出張は、やはり疲れます。

最近では、かなり国内、海外ともに出張は減りましたが、やはりその疲れ、緊張感はツライものがありますね。他の仕事をしている友人は、「良いよね!今度はイタリア、今度はN.Y.」と、まるで海外旅行に行くようにうらやましい感じで私に言いますが、「実際はまったく違うんですよ!」と、言いたくなります。10時間以上も飛行機に乗り、時差のあるしかも環境の違うところに着き、そこでいつもよりもより一層アグレッシブに動かなくてはならない…。それはもうかなりのストレスになるものです。

もちろん言葉の問題もあるでしょうし、会う方にもよるでしょうし、一緒に行くメンバーにも関係しますが、神経がピリピリしていることは事実です。でも近頃では、行く場所ごとに友人が出来て、昔よりはホンの少しですが気分転換できるようにもなりましたが。
先日も、イタリア出張で友人に会い、お互いの仕事の状況やこれからの動向、社会情勢などを日本からみた意見、海外で感じることなど、昔とは違う視点で話せて大人な気分を楽しんで来ました。でもその2時間を除くけば、朝早くから1時間おきに開催されるファッションショー、そしてその合間の展示会や打ち合わせ、それを本当に限られた日程の中ですべてやり遂げるのは、かなりのパワーが必要です。バイヤーの人や、プレスの方はこれを2週間以上やり続けるのですから、本当に頭が下がります。しかもこれらすべてがイタリア時間、1時間遅れはあたり前、「なら何で9時30分スタートなの?」と日本人には何とも理解に苦しみます。そして、最初がそうなのですから、この日はすべて1時間から2時間遅れ。予定なんてあってないようなものになってしまい、何だか身も心もズタズタです。そして日本に戻ってからは、そのいない間の仕事の整理や、次の準備をしたりと日々終われ、時差ボケと一緒になっていつにも増してヘトヘトです。それに、私の場合は主婦の仕事というおまけもついてくるのでリカバーをいかに早くやり遂げ、いつも通りの生活に戻るかも帰国後の大きなポイントです。まぁ、何の仕事でもそうですが、表向きと現実とのギャップはつきものですしね。

これをいかに楽しく、サラっとやり遂げられるかが腕の見せ所と思って頑張ってはみますが、時々めげては、家でだんな様にやつ当たりしたり、何てことも良くあります。大人げないとは思っているのですが…。今月も、もう一回ぐらいは海外に出なくてはならないかもしれません。
いつになったら優雅な出張人生が?(あるわけないですよね。)
現実とはそんなに甘いものではないと、また再確認した私でした。

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