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20周年、、早いものです

今年は六本木ヒルズ開業から20周年ということで、先日エストネーションの方から、WWDJAPANでタイアップをするので、創業メンバーとしてコメントを、とのご依頼をいただき、月日の流れの早さに本当に驚きました。

思いおこせば、エストネーションを立ち上げた時から、すでにこの六本木ヒルズの計画は森ビルさんといくつかのブランドのオーナーの方で水面下では何年も前から準備し、動いていた、他に類を見ない一大プロジェクトでした。今までの東京には無いような、六本木に新しい街がうまれ、多くの人が住み、働き集う、壮大なプロジェクトがスタートしていたのでした。

そして、そんな中でいくつかのキーテナントの候補の1つがエストネーションでした。
面積、内容、お店の内装と今までには見たことのないようなスケールとオリジナリティが求められ、何度も森ビルに伺った事を昨日の事のように思い出します。
大会議室で、私以外はみなさん男性、威厳も地位もある大人の方に囲まれて、エストネーションの今後について熱く、強く語っていた自分がいたことは忘れられません。

どこにもない、働く大人の30代以上の男性、女性のためのお店。
洋服やファッションアイテムだけではなくGIFT類ほか自分が困った時、美しくなりたい時に立ち寄れるような便利で役に立つ、そんなお店を目指したMD、リーシング。楽しいけれど本当に大変な(笑)そんな日々でした。
また大きい面積のお店には、たくさんの人、仲間が必要で、オープン準備と同時にエストネーションらしい人探しにもとても苦労していたことも、、、
それでも森ビルさんからのOKが出てエストネーションが今の場所にオープンできることが決まった日は嬉しさと同時に責任の重さも感じたものでした。

オープニングの日も今までにないスケールと招待のお客様。その多さは、バーニーズやアルマーニで大きなイベントを数多くこなしていた私の予想をはるかに超えるすごい規模、人数でした。

そして2003年、無事にオープンの日を迎えた時の嬉しさは今でも忘れることができません。
たくさんの仲間や、このプロジェクトを陰で支え、応援してくれたメディアの方、国内だけではなく海外からも協力し一緒にこのオープンを自分事のように喜んでくれたブランドの方、、、本当に多くの方、仲間のお陰だったと胸がいっぱいになりました。

あれから20年、今でもお店にはよくお買い物をしに行ったり、時には仕事でご協力いただいたりと、行くたびに昔の仲間と昔話に花が咲き、懐かしくもあり、嬉しいものです。
個人的には、オープンした直後はなかなか数字が付いてこなくて、店長を兼務していた時は苦しい日々もあったけれど、今思えば全てが楽しくて素敵な思い出。

ますますファッションもライフスタイルも多様化し難しくなるこれからの5年、10年後もお客様を裏切らずに、いつ行ってもワクワクするようなそんな楽しいお店であってくれると嬉しいですね。
微力ながら、ずーっと応援しています。
20周年、本当におめでとうございます。

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