先日も、雨予想の日曜日でしたが、しとしと降ったりやんだりだったので、美容院に行ったついでに大好きな寺院に寄り道してみることにしました。
境内には、たくさんのモミジの木や灯篭が美しく並び、いろいろな人から、この寺院もテレビで紹介されたこともあり、最近は紅葉の時期はびっくりするくらい混むみたいよ、、、と言われたのを思い出し、あえて紅葉前のしとしと雨の静かな時間、今日しかないでしょうと思い立ち、この日は閉門ぎりぎりに間に合いました。
雨に濡れた参道の美しいこと。
紅葉前でしたが、モミジの枝は垂れ下がり、手入れの行き届いたお庭に、本堂の白さがより美しく静かに迎えてくれます。
そして、時間的にもちょうどそんな時間だったのでしょうか、人もまばらな境内に、静かに本堂からお経が聞こえてきました。
金色に輝く仏様に手を合わせると、バタバタといつも急ぎ足で歩いている自分から解放され、ほんの一瞬ですが無の時間が流れ、大きく深い呼吸をしたくなる、嬉しいゆとりの時間が流れます。
いつも時間に追われながら仕事のことを考え、先のこと、今やっている日々のことが気になり、肩の力を抜くこともとても苦手、頭の中はいつもグルグル休むことなく仕事のことを考えている、そんな生活を何十年もしている私が、ふと一瞬ですがほっとして、本当にのんびりやさしい気持ちになれるから不思議です。
この日のしとしと雨の日曜は、とても素敵な心、気持ちが嬉しくなるような、落ち着く幸せな一日になりました。
次回は、今年一年のご報告と感謝の気持ちを伝えに、訪れたいものです。


髙橋みどり
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