MESSAGE

自分らしく

いつもこの言葉、この思いを大切にしようと心に決めて30年が経とうとしていま
す。

学生時代の自分は親の思い通り、何を決めるのも選ぶのも親任せで、それに同意した
り反抗したりの繰り返し。なかなか自分が見つからなかったものでした。

そんな私が、人生で初めて自分の考えや意思を貫いて生きていかなくてはならないと
強く感じたのは父が死んだ時。(私が24歳の時でした)

変な言い方かもしれないけれど、これからの人生、自分の事は何でも自分でしなくて
は生きていけないと、強く感じたから。

怒られながらも私の父親は強くて優しくて、守ってくれていると、いつも感じていた
ので、、、それ以後の私は人生を、自分を?考えなおさなくてはならなくなったと
いっても過言ではありませんでした。



そして自分の物は自分で買う、選ぶ、決める、という当たり前のことだけれど自分と
向き合う日々がスタートしたのでした。

あれから、30年。

父がいない事の悲しさやさみしさはもちろんあるけれど、今の自分を育ててくれたあ
の時の父の死は、私を一人の人として女性として強くて優しい人になるようにと導い
てくれたようにも感じます。



仕事をする、意見を言う、自分の考えを持つ、オシャレ楽しむ、知的でエレガント、
中身のある人にならなくては何も似合わない、意味がない、そう感じてたくさんの背
延びや寄り道もしたけれど、いつも自分らしく嘘のない毎日を目指して生きてきたつ
もり。

若いころのように人が(親が)決めた道ではなく、自分の目で見て感じて、考えて決
めたもの、仕事、ファッションはいつも心地よく自分らしい。

父が生きていたら、そんなにがんばらなくてもいいんじゃないのか?君は女性なんだ
から。そんな声が聞こえてきそうですが、、今はそんな自分が自然で気持ちがいい?



自分の中身を常に見つめながら、これからも自分らしく素直に生きていたら、きっと
父もそんな君も良いかもね。なんて笑ってくれるかもしれない。



先日、古い写真を片づけながら、思いだした懐かしい父とのやりとり。

もう少し大人になった私を見てほしかったし、彼にはもっといろいろと人としての
道や生き方を教えてもらいたかったなーなんて。

セピア色になった写真に語りかけている、自分がいたりして。

自分らしく生きる、、、私の永遠の課題かもしれません。

Comments [2]

毎日アップデートを楽しみにしながらチェックしてます。今日のメッセージは目元が湿ってしまいました。私は”自分らしく”の姿勢ができはじめたのは最近かと思います。もっと話をききたい、そんな魅力があるみどりちゃん。近いうちに会えますように。

メールをありがとう。
なかなか、顔をみながら話すことができずに、、、ごめんなさい。
でも、いつもフミエちゃんの事は思い出していますよ。
そして、お休みが取れそうなら、必ず連絡しますので、宜しくお願いします。
東京は猛暑です、カリフォルニアはいかがですか?
また、メールお待ちしています。

MIDORI

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