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複雑な気持ち。。。。

この数カ月、週末ごとの実家に戻っては、ばたばた片づけていた実家とついにお別れです。

たくさんの写真、手紙、本、どれをとっても懐かしくて楽しいものばかり、、、でついつい読んだり見たりしてしまい片づけるのに時間がかかっています。
そして、この週末は父と母の眠るお墓にその報告をかねて出かけてきます。

お墓に話しかけても決して声は届かないかもしれませんが、、、今回のこの事をお墓の前で話したいその思いが強く、、、出かけてきます。
年に一度、本来ならば命日である9月に行きたかったのですが、今年はばたばたしてしまい、こんな年末になってしまいました。
それでも、二人が永年過ごした空間、大切に育てた庭や木を処分するのは勇気がいる、そんな数ヶ月でした。

引っ越しをしたのが40年前、小学生だった私にとってははじめての引っ越しを経験し、自分の部屋を持ち、全てが新しい環境に胸躍らせた日々。
そして一番多感な中学校、高校、大学を過ごし、父が亡くなったて、少し経ってから仕事が忙しくなったことと、結婚を期に家を出て、30年。
心のどこかで、母に甘えたり、頼ったり、心のよりどころになっていた、我が家とお別れです。

昔は高く感じたキッチンや、お風呂場も今になるとかなりこじんまりとしていて、母のサイズの合わせて作られていた事も感じます。
また、嫁入り道具の一つ?の着物も、こんなにたくさん作っていてくれたんだなーと桐たんすの中から出てくる出てくる。

その一つ一つに両親の愛を感じるものばかり。
また写真の中の家族は、かなり昭和の香りも強く、懐かし―いやら、おかしいやら。
日記好きだった母の何十年にも及ぶ、文面も見返すたびに、なんだか嬉しいやら、さみしいやらと複雑です。

人は両親との別れを経験したり、子供を持つことで大きく成長するといわれるけれど。
こうして大人になってから、一つ一つ自分の周りの事を整理したり、手放していくことで気がつく事、感じることがこんなに多いなんて。
しみじみ感じる、日々。

大人になるのは(一人前のなるのは)嬉しいような、さみしいような。
そして、これで帰る家がなくなることは、何とも寂しいもので。
これからは自分の足でがんばって生きていってねと今は亡き両親に背中を押されたような、突き放されたような、、、複雑な気持ち。

長い間の思い出を胸に、、、、お別れです。
感謝の気持ちともに。

Comments [3]

12月に入って親友のお母様が倒れ3日間後にこの世を去られました。先週そのお葬式で素晴らしいことに気づかされました。『お母様はいつもそばにいる』ということ。遠いあの世ではなくそばで話しかけてくれている、導いてくれているのです。自分の決断や行動にも何かしら影響を与えてくれるような存在として、これからずっとそばにいますよとのお話。心が休まりました。そう背中を押してくれた親がいたから今ありなんだと同感しています。

フミエちゃん

メリークリスマス。。。
今年は、何度か会えて話せてうれしかったね。
大人になるとたくさんの別れが増えるけれど、親の別れがやはり一番悲しいし、さみしいよね。
でも、それを乗り越えてこそ、大人、子供として役割をきちんとやり遂げたことになり、親孝行になるのかもね。

2012年はたくさん会えるように。
必ずロスに行くね。

よいお年を、、ね。

フミエちゃん

今年はいつもより会うことができてうれしかったね。
また、珍しいフルーツもありがとう。みんなでおいしくいただきました。
親との関係は本当に複雑で繊細、でもかけがえのない、誰よりも大好きで大切な二人。
フミエちゃんも離れているので心配なことも多いと思うけれど一緒にいれるあいだはできるだけ帰ってきてあげてね。
私も会いたいし。

では2012年が素敵な一年になりますように。

来年は必ずロスに行きますので、よろしくお願いします。

HAVE A NICE HOLIDAY

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