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愛校心

大学を卒業して35年。昨年突然のご指名(笑)で法政大学報に出させていただいたことは以前お話しさせていただいかもしれませんが、その第2弾としてコミュニケーションマガジンHOSEIが手元に届きました。
大きく"OG"の文字が書かれた見開きページは、嬉しいような恥ずかしいような、、、。
これをきっかけに、女子高校から通った7年間の法政時代を思い出しました。

『受験の苦しさ、大変さを1回でも減らしてあげたい』そんな親心と、引越した『横浜から通える場所にある6大学の付属にいれたい』という亡き父の強い希望で、両親がいくつかの説明会に行き、私に勧めてくれたのが法政女子高校。
女子校にしては(?)自由で明るい校風が私に向いているし、余程のことがなければ内部試験と成績表審査で自分の行きたい法政大学の学部の入れる、、、というのを決め手に、通い始めたのが40年以上前のこと。
父のお眼鏡にかなったその高校は、女子ばかりという未知の環境ではありましたが、みんな元気でかわいくて明るくて。それでいて意外と(?)勉強好きで、わからないところはみんなで教え合ったり、助け合ったり。学校に行くのがすごく楽しくて、10代を満喫する有意義で充実した毎日でした。女子校なのに男の先生も多く、自由でフランクな関係も少し左寄り(?笑)の校風だったからかも?
いま思い出しても、笑えるようなことばかりです。

そして高校2年生からは、自分の入りたい学部を探すために自由授業を受けることもできました。大学で教わる内容の初歩の初歩みたいな90分授業は、ひと足早く大学生になったような気分で面白かったなぁ。(ちなみに私は父に言われていたこともあって、そのときには家族法の授業を受け、すでに法学部に行くことを視野に入れて勉強していました。)
内部試験の成績で法学部に無事進学し、お濠に桜が満開のころ、父といっしょに入学式が行われる武道館に向かいました。
ほとんどが男子学生という黒服だらけの地味な状況を見ながら、『君は大丈夫かな?こんななかでやっていけるかね?』と父。心配と喜びが交差する表情でふたり語り合いながら帰ったことを思い出しました。

あれから35年、今回のようなかたちでHOSEIとかかわる日がまた来るとは、不思議な気分。
このような誌面登場はファッション誌やライフスタイルマガジン、新聞などの媒体に載せていただくのとは全く違う喜びと緊張感も感じています。
女子学生が増えた今の法政大学の何かお役に立ちたい。そしてお手本として頑張っていかなくては!
今ごろではありますが、愛校心が芽生え、HOSEIが好きになった、そんな感じの私です。

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