今年のお誕生日は、このところずーっと気になっていた父と母が眠る菩提寺へ行くことから始めました。
父の実家ととても縁が深い、そのお寺は三重県にあります。
お参りになかなか行けず、いつも後回しになってしまい、心のどこかに引っかかっていました。
たまたま名古屋での打ち合わせがあり、その合間を縫って、、、やっと行くことができました。
お墓の前に立ち手を合わせると心が落ち着き、父や母との思い出が蘇り、嬉しくて幸せな気持ちになるから不思議です。

その夜は頑張って京都まで足を伸ばしました。
旦那さんが、お誕生日と同時に迎える23回目の結婚記念日をお祝いするために、お気に入りの美味しいお店を予約してくれていたから。
京都ならではの素材を活かした、拘りの器に盛りつけられた手の込んだお料理は、非日常に連れて行ってくれる感じ。
そして雨の中の路地、町家、石畳はしっとりと、いつにも増して妖艶な街として目に写り、京都でしか味わうことができない素敵な時間が流れて行きました。

｢いろいろなことがあったね。｣　｢23年、本当にあっという間だったね。｣　
素直にこう思えるのは、きっとお互いの時間が充実していた証拠？
昔はよく喧嘩もしたけれど、この数年は一番ホッとする相手で、元気を分け合う関係で、同士、親友、仲間、家族になれた2人。
普段照れ臭くて言えない感謝の気持ちも、この日はいつもと違う場所で過ごしたことで伝わったかな、、、
これからも自分らしく、自分たちらしく過ごせると嬉しいな。

そんなことを思いながら、過ごした京都の夜。
これからもよろしくお願いします。