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固定観念にとらわれず

このところ、ファッションセミナーやパーソナルスタイリングのお仕事が続いています。
40代から60代くらいまでのたくさんの方からファッションに関する悩みや思いをお聞きしてお応えする、私にはとても楽しい時間です。
化粧品メーカーの方にサンプリングやテスターをご用意いただいて、メイクについても少しだけですがアドバイスさせていただくこともあります。
パーソナルスタイリングでは、いつものお化粧やお召しものをある意味覆す(笑)ようではあるけれど、私から見てお一人おひとりにお似合いになるものを選び、スタイリングさせていただいています。
始まる前は、「ドキドキしながら来ました」、「緊張しています」、「こんな機会はないので頑張ってきました」など、ほとんどの方が「何をされてしまうんだろう」と、病院の初診時のように緊張なさるようです。
普段のお洋服の感じを伺うと、私があまりお勧めしないスタイリング(?)をお答えになる方が多く、「〇〇は着たことがありません」、「〇〇色は似合いません」とおっしゃいます。
でも皆様が口になさる、着たことのないアイテムやデザイン、似合わない色や丈、またはファッションのルールは誰が決めたのでしょうか?
もちろん、仕事や冠婚葬祭などTPOに応じた装いがあり、やってはいけないこともあるとは思いますが、その他のシーンではどうでしょう。
もっと自由に楽しむことがファッションなのだから、固定観念にとらわれるのは残念なことだと思いませんか?
いつもと違う自分になることは、もちろん勇気もいるし踏み切れないかもしれませんが、その反面、自分の新しい魅力も探せるし、褒められることもあるでしょうから、どんどんトライすべきだと思います。

先日も、ご自分の殻を破れない方(笑)と一緒に大奮闘。
それまでお召しになったことのないお洋服をご試着していただき小物をアレンジしたら、魔法にかかったようにどんどんリラックスして素敵になっていくではありませんか!
お仕事ですから、もちろんお勧めしたものをお買い上げいただくことはありがたいことですが、年齢にこだわらないであきらめずに新しい自分を探すこと、そしてファッションを楽しんでいただくことが、私にとっては一番嬉しいことです。

固定観念で自分を縛らずに、もっとおしゃれを謳歌して、毎日を心地よく過ごしてくださったら、、、良いなーといつも思っています。

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