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何十年ぶりかのご褒美

30代、40代、50代と仕事中心の日々を過ごし、ついに60代プラチナエイジの仲間入り。
その間ファッションという大好きなことを生業としてきました。

20代、私にとっての初めての仕事はTVのファッションレポーター。
女性は洋服をいろいろ試すことができるのでファッションはもとより身近なものですが、私の場合、仕事を通じて物づくりにこだわっているデザイナーやパタンナーのバイタリティーを目の当たりにした、あの日からファッションに魅了され、エネルギーをもらい鼓舞されて、、、そうして今日まで歩き続けてきました。
30代でバーニーズ ニューヨークの日本初上陸に携わり、ジョルジオ アルマーニ ジャパンの日本でのビッグイベントと再構築を経験し、夢の一つだったエストネーションを立上げて、応援される側から応援する側になろうと、今年14年目を迎える弊社オーエンスをスタートしました。
たくさんの人と出会い、さまざまな失敗や成功を経て得た経験は、本当に本当に大切な財産となりかけがえのないものです。
最近は自分なりの引き出しが増え、ますます自分らしいスタイルで仕事を組み立ててやり遂げることができるようになったように感じます。

そんな私に何十年ぶりかでご褒美のお知らせが届きました。
60代以上の輝いている方々に贈られる(笑)プラチナエイジ振興協会からのプラチナエイジスト賞、もちろんファッション部門。
ご連絡をいただいた時は"何で私が?"みたいな感じでしたが、当日授賞式に伺ってみると他部門で受賞した素晴らしい方々にもお会いできたし、近頃ファッション業界ではなかなかお目にかかれない年上の方々からもたくさんの勇気をいただくことができました。
まだまだやらなくてはならないこと、やってみたいことが見つかったような気分、、、。
歳を重ねることは楽しく素敵なことと実感し、自分が拘ってやり続けてきたファッション部門で選んでいただけたことがとても嬉しかったです。
ファッションは人を幸せにする、そのお手伝いがこれからもできたらいいな―と思えたひととき。
こんなご褒美をいただくことができたファッションという仕事に、心から感謝します。

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