悲しいことにコロナウイルスの影響で、今回仕事で伺った京都はびっくりするほど静かで空いていました。この数年、私が京都での魅力に取りつかれた30年くらい前の静かで清らかな時間が流れていた街の雰囲気はなくなってしまい、昔とは全く違う空気感や言葉がたくさん聞こえてくるにぎやかで騒々しい、居心地の悪い場所になっていました。

だから、最近では京都に行くとついつい駆け足、仕事を早めに終えて東京に戻るそんなことの繰り返しでした。しかし、今回の京都はお手伝いしていた仕事も最終段階に入り、来月のオープンに向けて予想以上に素敵な建物、部屋、お庭もできていてほっとしたと同時に嬉しさもいっぱい。そして、その夜は旦那さんが予約してくれた行きつけの京都らしい美味しい和食屋さんで、お疲れ様のご飯会。美しい器、盛り付け、味に久々に京都の魅力と日本人である幸せ感を堪能、いつになく楽しくて美味しい時間を過ごすことができ出張とは言え良い一日になりました。

春を前に凛とした冷たい空気の京都は、私が日本人であることの大切さ、美しさを思い出させてくれる特別な場所、時間。来月も今回のお仕事でまた伺うことがすでに決まっているので、色々な事が落ち着いていることを祈りつつ、、、、頑張りましょう。