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昔を思い出しながら、、、、

高校時代、陸上部に身を置き、毎日厳しいトレーニングに汗を流していた私にとって、世界陸上は本当に毎回ハラハラドキドキ、時には涙しながら昔を思い出して楽しく拝見しました。
そして、この数年の日本人選手の活躍は目を見張るものがあり、予選を通過し、決勝戦に出る選手も増え嬉しい気持ちで一杯になります。
陸上の練習というのは、本当にスポーツの基本的なことを毎日コツコツやるので時々つらくなったり、息詰まることもあるのですが、それをチームのみんなや、コーチ、先生が手を差し伸べてくれて救い出してくれる、そんな感じが毎日のように続く高校時代でした。厳しくてつらいトレーニングでしたが、苦しい時や練習で疲れた時に、みんなで寄り道して甘いものを食べに行ったり、先輩がさし入れしてくれたおいしいものを食べたりと、楽しい思い出もいっぱい。
あの頃の、みんなの笑い声までが思い出されてきます。

大きな大会に出るために、私たちレベルでも予選もたくさんありましたし、決勝に出られると決まった時のあの瞬間が嬉しくて、それを目標に頑張っていたことも思い出されます。
私は短距離を中心に練習していましたが、それでも一日に何キロも走り、何十回もスタートの練習やタイムを計ったり、4x100メートルリレーのバトンの練習もどれほどやったことか(笑)。
また、そんな練習の後に、何本も、もも上げしたりと本当に一秒でも早く、一人でも前で走りたいと3年間は部活づけでした。

大学の付属高校でしたので、大学生の強い選手の皆さんや日本選手権で優勝するような先輩たちと一緒に合宿に行き、めちゃくちゃしごかれたことは今でも本当に良い思い出です。
大会ごとに、掲示される自分のタイムに、泣いたり笑ったりと、世界陸上を観ているともちろんレベルこそ違いますが、その気持ちが痛いほどわかります。
あんなに頑張ったのになかなか強くなれない時や勝てない時、タイムが出ない時の悲しさ、くやしさ、何度も何十回も味わい強くなりたいと自分の気持ちを奮い立たせていた、あの頃。一人でも前で走りたい、一秒でもタイムを縮め一位でテープを切りたい、そんな日を夢見ていたあの頃。
あんなに一つのことに身体ごとぶつかり、涙するなんてことはもう二度とないでしょうね。
今回も世界陸上を観ながらなんとなく、昔むかし、熱くなっていた自分と日々が懐かしく思い出されて、ハラハラドキドキの7日間でした。

大会も終わり、もちろん勝った選手、今回は悔しい思いをした選手、どちらも本当にお疲れ様でした。
皆さんの走りに勇気や元気をたくさんもらった一人として、ありがとうございましたとお伝えしたいです。

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